「頭痛で休むのは甘えかな…」

 

「休むときは、どう伝えればいいんだろう…」

 

このように悩んでいる方も多いでしょう。

 

頭痛の症状によっては仕事を休んだ方が良い場合があります

 

我慢をして出勤すると、症状の悪化や仕事の質が低下、周囲への迷惑に繋がるリスクがあります。

 

この記事では、仕事を休む頭痛の判断基準や連絡するときのマナー、頭痛で休むことへの理解を得るコツなどを解説します。

 

最後まで読むと、頭痛で仕事を休むべきか悩んだ際に、自分の判断に自信が持てるようになるでしょう。

 

 

 

頭痛で仕事を休む場合の判断基準

 

 

頭痛で仕事を休むべきか迷った際の判断基準として、以下のような点が挙げられます。[1][2]

 

  • 吐き気を伴う
  • 光や音が異常に眩しく感じる
  • 普段使っている鎮痛剤が効かない

 

これらの症状があり、日常生活や業務に支障をきたすほどの頭痛であれば、無理せず休養しましょう。

 

頭痛は単なる不快感にとどまらず、以下のような影響を及ぼす可能性があります。[1]

 

  • 集中力や判断力の低下
  • 仕事のパフォーマンスの著しい低下

 

我慢して出勤しても、仕事に集中できず、かえって周りに心配をかけたり、ミスを誘発したりする可能性もあります。

 


自身の体調を客観的に判断し、仕事への影響や健康リスクを考慮して、休息が必要なサインを見逃さないようにしましょう。

 

頭痛で休む連絡をするときに気を付けるポイント

 

 

頭痛で休む連絡をする際に気を付けたいポイントは、主に次の2点です。

 

  • 始業時刻の30分~1時間前までに連絡する
  • できる限り電話連絡をする

 

一つずつくわしく解説します。

 

始業時刻の30分~1時間前までに連絡する

 

仕事を休む際の連絡は、始業の30分〜1時間前までには済ませるのが望ましいです。

 

早めに連絡を入れると、上司や同僚が当日の業務分担の見直しやスケジュールの再調整を行う時間を確保しやすくなります。

 

連絡が遅れたり無断で休んだりすると職場に混乱を招き、信頼を損なう原因にもなりかねません

 

体調が悪いと感じたら、早めに連絡をするように心がけましょう。

 

 できる限り電話連絡をする

 

急な欠勤の連絡は、メールやチャットツールだけでなく、できる限り電話で行うのが相手に確実に伝わり、より丁寧な方法とされています。

 

電話連絡のメリットは、以下の通りです。

 

  • 電話であれば相手に確実に伝わったことを確認できる
  • 声のトーンから体調の深刻度をある程度伝えられる

 

ただし、会社のルールや上司が会議中であるなど、状況によっては電話が適切でない場合もあります。


電話が繋がらない場合は、まずメールで一報を入れ、後ほど改めて電話をかけるなど状況に応じた対応を心がけましょう。

 

頭痛で休むときの例文

 

 

頭痛で休むときの例文を、伝え方別に3つのパターンで紹介します。

 

状況に合わせて使い分けてみてください。

 

シンプルに伝える

 

必要最低限の情報だけを、手短に伝える場合の例文です。


相手に余計な心配をかけず、かつ欠勤の事実と理由を確実に伝える必要がある場合に有効です。

 

簡潔さは、特に忙しい上司への配慮にも繋がります

 

例文:
「おはようございます。〇〇です。大変申し訳ありません、今朝から頭痛がひどいため、本日はお休みをいただきたく存じます。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」

 

この例文で伝わる主な内容は、以下の通りです。

 

  • 欠勤の理由(頭痛)
  • 欠勤の申し出
  • 謝罪の気持ち

 

基本情報を手短に伝えたい場合は、この例文を参考にしましょう。

 

状況をくわしく伝える

 

症状や今後の見通しをもう少し具体的に伝え、丁寧な印象を与えたい場合の例文です。


業務への影響を心配する上司や同僚に安心感を与えたり、引き継ぎ事項がある場合に有効です。

 

具体的な情報を提供することで、相手も状況を理解しやすくなります

 

例文:
「おはようございます、〇〇です。大変申し訳ないのですが、昨夜から続く片頭痛が悪化し、吐き気もあるため、本日は休ませていただけますでしょうか。

一日安静にすれば、明日には出勤できる見込みです。もし症状が改善しない場合は、改めてご連絡いたします。

急ぎの件があれば、携帯にご連絡いただけますと幸いです。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。」

 

このように伝えることで、以下の内容を明確に示せます。

 

  • 症状の具体性
  • 回復の見込み
  • 連絡手段

 

詳細を伝える際も、客観的な事実を中心に簡潔に伝えることを意識するのが、相手への配慮です。

 

午後出勤・早退をしたい

 

一日休むほどではないものの、体調を考慮して出勤時間を調整したい場合の例文です。


回復が見込まれる場合や、短時間でも業務を進めたい場合に使えます。

 

代替案や引き継ぎ内容を示すことで、許可を得やすくなります。

 

【午後から出勤したい場合】


「おはようございます、〇〇です。頭痛で体調が優れないため、大変恐縮ですが、本日は午前中お休みをいただき、午後から出勤させていただいてもよろしいでしょうか。

午前中に予定していておりました〇〇の件は、△△さんに状況を伝えております。」

 

【早退したい場合】


「お疲れ様です、〇〇です。申し訳ありません。午前中は問題なかったのですが、頭痛が悪化してきたため、本日は早退させていただいてもよろしいでしょうか。

現在担当している業務は□□まで進んでおり、残りは明日対応いたします。」

 

自身の体調と業務の状況を正直に伝え、周囲への影響を最小限にする配慮を示すことが、スムーズな調整に繋がります。

 

頭痛で休んだときに理解を得られるための4つのコツ

 

 

頭痛で休んだときに理解を得られるための4つのコツは、以下の通りです。

 

  • 日頃から体調について話しやすい関係性を築いておく
  • 休んだ後は丁寧にフォローする
  • 日頃から業務に真摯に取り組む
  • 自分の体調の傾向を記録しておく(頭痛ダイアリーなど)

 

一つずつくわしく解説します。

 

日頃から体調について話しやすい関係性を築いておく

 

普段から、自分の体調について周囲とオープンに話せる関係性を築いておくことが、いざという時の理解に繋がります。

 

事前に「頭痛持ちであること」や「天候によって体調が左右されやすいこと」ことなどを伝えておくとよいでしょう。

 

具体的には、以下のことを、深刻になり過ぎない程度に雑談の中で話しておくと効果的です。

 

  • 「最近、気圧の変化で頭痛が起きやすくて…」
  • 「片頭痛の薬を常備しているんです

 

そうすることで、急に休むことになった際にも「以前話していた症状が出たのかな」と、周囲にスムーズに受け入れてもらいやすくなります。

 

コミュニケーションを通じて、自分の健康状態を周囲に知ってもらっていると、必要な時に休息を取りやすくなるでしょう。

 

休んだ後は丁寧にフォローする

 

休み明けに出勤した際には、不在中に業務をサポートしてくれたことに対して、感謝の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。

 

良好な人間関係を維持でき、次に体調を崩してしまった際にも、周囲が協力的な姿勢を示してくれる可能性が高まります

 

例えば、次のように伝えてみましょう。

 

「昨日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。〇〇さん、△△の件、代わりに対応してくださって本当に助かりました。ありがとうございます。おかげさまで、だいぶ良くなりました。」

具体的な業務に触れながら感謝を伝えると、より気持ちが伝わりやすいでしょう。

 

この一手間が、職場での円滑なコミュニケーションと信頼関係の維持に繋がります

 

日頃から業務に真摯に取り組む

 

日頃から真摯に業務に取り組み、責任感のある仕事ぶりを示しましょう

 

「やるべきことをきちんとやる人」と認識されていれば、欠勤の理由を疑われにくく素直に受け止めてもらいやすくなります。

 

信頼は、一朝一夕に築けるものではありません。

 

常に以下を意識しながら業務に取り組みましょう。

 

  • 納期を守る
  • 報告・連絡・相談を怠らない
  • チームの仕事に積極的に協力する

 

誠実な仕事ぶりは、いざという時にあなた自身を助ける力となるでしょう。

 

自分の体調の傾向を記録しておく(頭痛ダイアリーなど)

 

自分の体調変化を記録し、把握しておきましょう(頭痛ダイアリーなど)。

 

頭痛の原因や前兆の症状などを知ることで、症状が悪化する前に早めの休息や服薬といった対処が可能になります。

 

医療機関を受診する際にも、具体的な状況を医師に伝えやすくなり、より的確な診断や治療に繋がります。

 

以下の項目を記録しておきましょう。

 

  • 頭痛が起きた日時
  • 痛みの強さ、持続時間
  • 伴う症状(吐き気、光過敏など)
  • 天気
  • 睡眠時間
  • 食事内容
  • ストレスの有無
  • 女性の場合は月経周期

 

これにより、「低気圧が近づくと頭痛が起きやすい」「特定の食べ物を食べた後に起こりやすい」などの傾向の把握ができます。

 

自己管理能力を高め、自身の体調を客観的に把握しようとする姿勢は、職場での信頼にも繋がるでしょう。

 

まとめ

 

頭痛で仕事や日常生活に支障が出るほどつらい場合、無理せず休養しましょう

 

無理して出勤しても、以下のようなリスクが考えられます。

 

  • 集中力や判断力の低下
  • 仕事のパフォーマンスの著しい低下

 

改めて、頭痛で仕事を休むべきか迷った際の判断基準を確認しましょう。

 

  • 吐き気を伴う
  • 光や音が異常に眩しく感じる
  • 普段使っている鎮痛剤が効かない

 

頻繁な頭痛や、これまでに経験のない激しい痛みがある場合は、自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

 

特に、頭痛を専門とするクリニックでは、原因を正確に見極めた上で適切な治療を受けられるため、つらい症状の根本的な改善が期待できます

 

「これくらい大丈夫」と我慢せず、一度専門医に相談してみてください

 

医療法人壮大会 天王寺だい脳神経外科

 

理事長 山田 大 Dai Yamada

 
 
 
 
 
 
  • 資格・所属学会

    • 日本脳神経外科学会 専門医

    • 身体福祉障害者指定医

    • 難病指定医

    • 日本脳神経外科コングレス

    • 日本頭痛学会

    • 日本脳卒中学会

    • 日本認知症学会

    • 日本頭痛学会 頭痛専門医

     
  • 専門分野

    • 頭痛の治療

    • 認知症の治療

    • 首、腰の病気、しびれ

    • 血管の病気

    • めまい、たちくらみ

    • てんかん

    • 高血圧、高脂血症、糖尿病

    • リハビリテーション

 
 
 

略 歴

2013年

近畿大学医学部医学科 

高砂市民病院 初期研修医 内科、外科、製鉄記念広畑病院 救急科

2015年

医療法人寿会 富永病院 脳神経外科

2018年

医療法人寿会 福島県 総合南東北病院 脳神経外科

2019年

医療法人寿会 富永病院 脳神経外科

2021年12月

医療法人寿会 富永病院 退職

2022年2月

天王寺だい脳神経外科 開院

2026年4月 

大阪頭痛脳神経クリニック開院

 

資格・所属学会

日本脳神経外科学会 専門医 

身体福祉障害者指定医

難病指定医

日本脳神経外科コングレス

日本頭痛学会

日本脳卒中学会

日本認知症学会

日本頭痛学会 頭痛専門医

 

参考文献

 

[1]Migraine in the workplace

[2]Phonophobia in migraine