ヘルメット治療について
赤ちゃんの頭はとても柔らかく、複数の骨がパズルのように組み合わさって出来ています。もともとは生まれて来る際に産道を通りやすくするためですが、子どもの脳は生後1~2年で劇的に大きくなるので、その変化に対応するためとも言われています。そのため、子どもの頭の形は、パズルのような頭蓋骨が癒合する1歳半くらいまでは、向き癖などによって容易に歪んでしまいます。
子どもの頭は重力の影響をより受け易くなり、現在では1歳未満の子どもの大部分で頭の形のゆがみがあると言われています。多くのケースでは自然に頭の形のゆがみは解消に向かいますが、高度な歪みがある場合は完全に治らないこともあります。赤ちゃんの頭のゆがみを歯の矯正のように治そうとする動きが出てきました。それがこの矯正ヘルメットによる頭蓋形状矯正療法です。
当院でも日本で開発された矯正ヘルメットによる治療に対応しています。
頭のゆがみ
頭のゆがみには「斜頭症」「短頭症」「長頭症」と3つのパターンがあり、これらの原因の多くは、寝ぐせ、子宮内や産道を通るときの圧迫など、病気ではない外力によります。
寝ぐせでは頭を常に同じ位置に向けて寝るために接地面の成長が抑えられてしまい、成長に偏りが出ることで頭のゆがみが発生してしまいます。
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- 耳の位置についても左右差が発生する場合があります。
- 頭頂からみると、平行四辺形に見えることがあります。
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- よく絶壁と表現されます。
- あおむけ寝の時間が多い赤ちゃんに見られます。
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- NICUで過ごした赤ちゃんに多いと言われています。
- 横向きの姿勢が多い赤ちゃんによく見られます。
基本的に脳の成長や精神発達に大きな影響を与えることはないと言われていますが、将来的に顔面や耳の左右差が発生し、噛み合わせ、視力、眼鏡がかけにくい等の問題が発生する可能性があります。
治療の流れ
- 診療日水曜日と金曜日の12:00のみ【電話予約限定】
ヘルメット治療料金 |
350,000円
初診(自費):5,000円 |
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