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緊張型頭痛

緊張型頭痛について

頭痛の中でも最も一般的に診察する機会の多い頭痛です。一般的に頭痛は、両側性で強さは、軽度から中等度とされています。

疫学

筋緊張性型頭痛の生涯有病率は、30~78%と機能性頭痛の中でその頻度は最も高い。その中でも慢性緊張性頭痛は2~5%とされています。男女ともに30代から50代がピークとされています。

症状

通常、筋緊張性型頭痛における頭痛は、両側後頭部痛を中心として惹起されることが多く徐々に眼窩後部や側頭部に放散します。また、圧迫感、締め付け感、嘔気や光、匂い過敏等の随伴症状は無いこと、頭痛は日常的な動作で増悪しないことが特徴とされています。誘発因子は、睡眠不足肩こり、環境の変化、精神的ストレス等の要因が比較的高いとされている。
これに対して、増悪因子は、肥満、敵血圧、貧血、鎮痛薬の乱用等があげられる。

疼痛メカニズム

疼痛メカニズムには、末梢性と中枢性の両方が考えられています。
まず、末梢性の疼痛メカニズムとしては、前頭筋、側頭筋、咬筋、翼突筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋などの頭頚部筋群にいおける頭痛周囲筋膜の痛みの感受性によるおもがあります。
中枢性のメカニズムに関しては、長時間の不適切な姿勢などが頭頚部筋群の緊張を高めて疼痛を生じ、同時に疼痛物質の放出が誘発され、一次知覚神経終末を興奮させるため頭痛が生じると考えられています。

診断・治療

緊張型頭痛の特徴は、前頭筋、側頭筋、咬筋、翼突筋、胸鎖乳突筋、板状筋及び僧帽筋上を圧迫し圧痛があるかどうかで判断する。基本的にはMRIによるその他の1次性頭痛の評価が必要である。ストレートネックは危険因子とされています。

鑑別診断

筋緊張性型頭痛の鑑別診断には、くも膜下出血等の2次性頭痛を鑑別する事が必須です。
変形性頚椎症、頸部脊柱管狭窄症、頸椎後縦靭帯骨化症、barre-lieou症候群(バレリュー症候群・頸椎症などを背景に主として、計頸部に見られる頭痛とめまい、耳鳴り目の障害等を伴い、その痛みは、両側頭頂部から前頭部にかけて眼球後部に放散することの多い疾患)、頸椎捻挫や長時間にわたる前屈姿勢による首への負荷、後頭頸椎関節形成不全、頚髄腫瘍(神経鞘腫、髄膜腫、髄内腫瘍)を鑑別する事が重要です。
さらに急性筋緊張性型頭痛、慢性筋緊張性型頭痛では慢性片頭痛のと区別が問題となります。両者に区別は、慢性頭痛の治療上重要となります。鑑別は困難な場合も多いですが、治療上大切になります。

治療

軽度の緊張型頭痛では、医療機関を受診するような人は少ない。急性期の治療は、薬物療法が中心です。治療の主体はNASIDs(非ステロイド性鎮痛剤)が主でその有効性が証明されています。

急性期治療

急性期薬物療法では薬物乱用性頭痛を引き起こさないよう注意する必要があります。具体的には1週間の中で2~3日以上の使用は避けることが大切です。

現在、推奨されている予防療法

筋緊張性型頭痛の予防療法は、薬物療法と非薬物療法に大別されます。
抗うつ剤を主体とした薬物療法(アミノトリプチン、トリプタノール)と理学療法、運動療法、鍼灸治療、心理、認知行動療法に分かれます。

筋緊張型頭痛に効く漢方薬

筋緊張型頭痛に効く漢方薬
  • 五苓散
    頭重感に使います。ファーストチョイスとなります。
  • 葛根湯
    肩こりなどに使います。
  • 釣藤散(ちょうとうさん)
    みみなり、めまいのある動脈硬化も合併した中高年に効果的です。7割近くの方に効果があります。

薬物療法

薬物療法

主として急性期筋緊張性型頭痛、慢性筋緊張性型頭痛が予防療法の対象となります。
急性筋緊張型頭痛は、頭頚部筋群の緊張亢進による疼痛誘発に加え、中枢性の疼痛メカニズムが関与している為、心理的ストレスや感情障害等、疼痛抑制機能不全が根底にあることが推察されています。

この為、現在エビデンスの高い治療法として抗うつ薬による内服治療が施行される頻度が高く、とりわけ、三環系抗うつ剤のアミノトリプチンや四環系抗うつ剤のエペリゾンが使用されます。
また、慢性筋緊張性型頭痛では、頭痛事態がストレスとなります。それによって、二次的にうつや不安を生じやすいです。

この為、心理的要因がさらなる頭痛の増悪を生み出す事になり難治化する可能性があります。
難治性頭痛に陥った場合は、心理的ストレスと頭痛の関連性について注意する必要があります。

非薬物療法

非薬物療法

筋筋電図バイオフィードバック、認知行動療法、リラクゼーション、運動などがあります。
元々の筋の緊張を誘発する原因としては、同じ姿勢を長時間とる事が最も原因となります。
デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢が多い方は誰でもなるリスクを秘めています。根本的な解決方法は、単純に筋肉が緊張しない状態を作れればそれでよいのです。

では、どのようにすれば良いかですが、定期的に筋肉を動かしてあげることと筋肉が固くならないように、姿勢や筋肉の力の入れ方を改善していく事が重要となります。
筋緊張性型頭痛は30代〜40代の方が多く長年の筋肉の力の入れ方、姿勢の癖がついている年齢層が多いです。
根本的に改善するには、適切な筋肉トレーニング、マッサージにあよるコンディショニングの併用が必要です。

当院ではトレーニング、鍼灸治療等も併せて行い症状を改善させます。
根本的に肩こり、頭痛が改善しなかった方は、お気軽に御相談ください。

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